こんにちは、ユキノスケです!
この記事では、
みにくいアヒルの子のストーリーの構造を知りたい
みにくいアヒルの子のテーマや教訓を知りたい
という疑問に答える内容になっています!
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1.【みにくいアヒルの子】の概要
デンマークの有名な童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンによって書かれた作品です。
2.【みにくいアヒルの子】のあらすじ
あるアヒルの群れの中でいくつかのヒナが卵から孵りました。
その中に1匹だけ姿の違うヒナがいました。
黄色い体毛をしているヒナ達の中、1匹だけ灰色だったのです。
アヒルの親は「もしかしたら七面鳥の子かも知れない。」と思いましたが、そのヒナも一緒に育てることにしました。
ヒナ達は成長するにしたがってアヒルの姿へ近づいていきましたが、灰色のヒナだけは変わりませんでした。
そのことが原因で灰色のヒナは周りのアヒル達から『醜い』といじめを受けるようになってしまいました。
その後、灰色のヒナはいじめに耐え切れなくなり、アヒルの群れを抜け出してしまいます。
群れを抜けた後も、旅する先々で出会った鳥達から『醜い』といじめられてしまいました。
そんな旅を続けて一冬が過ぎました。
生きることに疲れてしまったヒナは、白鳥の群れを見つけます。
自分のことを殺してもらおうと近づいたところ、白鳥からの意外な反応に驚きます。
ふと水面に映る自分の姿を見ると、そこには美しい白鳥の姿をした自分がいました。
ヒナは知らない間に大人に成長していました。さらに、自分はアヒルではなく白鳥の子だったということに気付いたのです。
その事実を知り、今までの悲しみは消え去りました。
その後、ヒナだった白鳥は群れと一緒になり、幸せに暮らしました。
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3.【みにくいアヒルの子】のストーリー構造考察
みにくいアヒルの子のストーリーの構造は以下のように考察しました。
正体が判明することで不幸が幸福に転じる構造です。
最初は自分の正体が分からず、周りの反応が正しいものと思い込んでいます。
その結果、ネガティブな気持ちになります。
しかしその後、自分の正体が判明する出来事があり、幸せを手に入れて終わります。
以上のような構造になっています。
正体が判明することで幸福になる構造を持つ作品として【鉢かづき】【シンデレラ】があります。
【考察してみた】シンデレラはチャンスを逃さない【ストーリー構造】
4.【みにくいアヒルの子】のテーマ・教訓
ヒナが自分の正体に気付き、悲しみから解放された場面から、
がこの物語のテーマではないかと考えました。
早い段階で「アヒルの子ではなく、白鳥の子である」という本質に気付いていればヒナは悲しみに暮れることなく、もっと早くハッピーエンドに近づいていたでしょう。
本質を知ることができれば、物事がより早く進展していくと考えます。
似たテーマ・教訓を持つ作品として【鉢かづき】があります。
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5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はみにくいアヒルの子のストーリー構造とテーマ・教訓について考察してみました。
みにくいアヒルの子という物語は、
自分が周りと違うことにとまどうが、その後自分の正体を知り、幸せになる
姿形ではなく、本質を見なければならない
以上の構造とテーマを持つ作品だと考察しました。
一言
ヒナの正体がアヒルの子ではないことに気付きながらも、他のヒナ達と一緒に育てようとしたアヒルの親は懐が広いなと思いました(小並感)
最後までお読みいただきありがとうございました!
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