ストーリー構造

【考察してみた】舌切り雀のストーリー構造

舌切り雀 ストーリー構造

こんにちは、ユキノスケです!

 

この記事では、

舌切り雀のストーリーの構造とは?
舌切り雀のテーマって何?

 

という疑問に対して私の考えをまとめた内容になっています!

 

 

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■1.【舌切り雀】のあらすじ

 

昔々あるところに心優しいおじいさん欲張りなおばあさんの夫婦が住んでいました。

ある時、おじいさんはケガをしていたスズメを手当てしてやりました。

その後スズメを自然に帰そうとしましたが、おじいさんに大層懐いてしまいスズメは離れようとしませんでした。

仕方がないのでスズメを飼うことにしました。

一方おばあさんは、おじいさんとスズメが仲良くしているのを見て、面白くないと感じていました。

 

そんなある日のこと、おばあさんの作った糊(米から作ったもの)をスズメが食べてしまいます。

それを見て怒ったおばあさんは、

「悪さをしたのはこの舌か!」

と言ってスズメの舌をハサミで切ってしまいました。

スズメはあまりの痛さに山へ逃げてしまいました。

仕事から帰ってきたおじいさんはスズメがいないことをおばあさんに聞きました。

そしておばあさんから事情を聞くと、ガックリと肩を落として悲しみました。

おじいさんはスズメが心配でたまりませんでした。

 

明くる日、おじいさんは山へスズメを探しに行きました。

藪の中を探していると、一軒の宿を見つけました。

なんとそこには飼っていたスズメがいるではありませんか。

「おじいさん、私は助けていただいたスズメです。良かったら宿にお上がりください。」

と宿に案内されました。

スズメはおばあさんの作った糊を食べたことを謝りました。

そして、親切にしてくれたおじいさんを持てなしてくれました。

 

「ありがとう。長居してしまったのでそろそろ失礼するよ。」

おじいさんは礼を言って帰ろうとしました。

するとスズメが二つのつづらを持ってきました。

「お土産につづらを差し上げます。大きい方小さい方か、好きな方を選んでください。」

「ワシは年寄りだから小さい方で十分じゃ。ありがとう。」

と言って小さいつづらをもらって帰りました。

スズメからは「帰るまでは決して開けてはなりません。」と言われたので、帰宅してからつづらを開けました。

すると中からは金銀財宝が出てきました。おじいさんとおばあさんは驚きました。

「もし大きい方のつづらを持ち帰っていたらもっとたくさんの宝が入っていたに違いない!」

欲張りなおばあさんは大きなつづらをもらうためにスズメの宿へ急いで向かいました。

宿について早々に、おばあさんは土産を要求しました。

「大きいつづらをもらってくよ!」

あまりの図々しさにスズメは驚きましたが、

「帰るまでは決して開けてはなりません。」

とおばあさんに忠告しました。

 

おばあさんはつづらを背負って帰る途中で、つづらの中身が気になってしまいました。

「家まで開けるなと言われたが、ちょっとくらい平気だろう。

そしてつづらを開けると、中からはクモムカデお化けまでもがたくさん出てきました。

それらを見てビックリしたおばあさんは、血相を変えて一目散に家へ逃げ帰りました。

 

〇別の結末として、

・おばあさんがお化けらに食べられてしまう
・おばあさんが改心して行いを改める

というバージョンもあります。

 

■2.【舌切り雀】のストーリー構造考察

 

舌切り雀のストーリーの構造は以下のように考察しました。

 

優しい者と欲深い者がいた。
優しい者は、動物を助けて恩返しを受ける。
その後、二つの選択を与えられる。
欲をかいた選択をすると不幸が訪れる。

 

二者の対比を見せる構造です。

さらに「動物報恩」という要素が入っている物語でもあります。

 

動物報恩(動物報恩譚)とは?

動物の恩返しをテーマとする昔話の総称。

(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より引用)

 

似た構造を持つ物語として『花咲かじいさん』があります。

【考察してみた】花咲かじいさんのストーリー構造

 

『花咲かじいさん』との違いは、最後に二つの選択を与えられる部分だと考えます。

欲を出さず言われたことを守れば幸せを手にし、欲を出し言われたことを破れば不幸が訪れるという流れになっています。

 

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■3.【舌切り雀】のテーマ

 

おばあさんが帰宅途中でつづらを開けた場面から、

 

欲を出して行動すると良くない結果になる

 

これがこの物語のテーマだと考えました。

 

欲が出ると冷静な判断が出来なくなります。

この物語では、忠告を聞いていたにも関わらず、それを破ったことにより不幸に見舞われてしまいます。

 

「欲を出して失敗する」という似たテーマを持つ物語として『ガチョウと黄金の卵』があります。

【考察してみた】ガチョウと黄金の卵のストーリー構造

 

■4.まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

今回は舌切り雀のストーリー構造とテーマについて考察してみました。

舌切り雀という物語は、

 

〇ストーリー構造として

優しい者と欲深い者がいた。
優しい者は、動物を助けて恩返しを受ける。
その後、二つの選択を与えられる。
欲をかいた選択をすると不幸が訪れる。

〇テーマとして

欲を出して行動すると良くない結果になる

以上の構造とテーマを持つ作品だと考察しました。

 

想像でしかないですが、おじいさんに出された大小のつづらはどちらを選んでも財宝で、おばあさんに出された大小のつづらはどちらを選んでもハズレだったのではないかと考えました。そうであって欲しいなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

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