ストーリー構造

【考察してみた】かさ地蔵のストーリー構造

かさ地蔵 ストーリー構造

こんにちは、ユキノスケです!

 

この記事では、

かさ地蔵のストーリーの構造とは?
かさ地蔵のテーマって何?

という疑問に答える内容になっています!

 

 

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■1.【かさ地蔵】のあらすじ

 

ここで記すあらすじは「おじいさんが笠を売る」という標準的な、かさ地蔵のストーリーです。

 

昔々あるところに、貧しいが心の優しいおじいさんとおばあさんが住んでいました。
年の瀬が近いある日のこと、正月のもちを買うためにおじいさんは作った笠を町に売りに行くことにしました。

 

ところが笠は思うように売れませんでした。
日も暮れて雪も強くなってきたので、おじいさんは家路を急ぐことにしました。
その道中、7人のお地蔵さまがいました。

 

雪をかぶったそのお地蔵さまを見かねたおじいさんは、売れなかった笠をかぶせてあげることにしました。
しかし、笠はおじいさんの分を含めて6つしかありません。
そこでおじいさんは最後のお地蔵さまに自分の手拭いをかぶせました。
そして何も持たずに家路に着きました。

 

そのことをおばあさんに話すと「それは善いことをしましたね」と言い、もちが買えなかったことを責めたりもしませんでした。

 

その夜おじいさんとおばあさんが寝ていると、家の外で物音がしました。
おじいさんとおばあさんが家の外を見てみると、家の前に米俵や野菜、魚などの食料と金銀財宝が置かれていました。

その時、雪の降る中に笠や手拭いをかぶったお地蔵さまが去っていく姿をおじいさん達は見ました。
そしてお地蔵さまの贈り物により、良い新年を迎えられたということです。

 

■2.【かさ地蔵】のストーリー構造考察

 

かさ地蔵のストーリーの構造は以下のように考察しました。

 

相手に対して自分が心からの親切をした後、
自分がピンチの時にその相手から助けられる

 

ポイントは「心からの親切をする」という点だと考えます。
それにより、後で相手から助けられるときにより感動が増すと考えます。

 

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■3.【かさ地蔵】のテーマ

 

おじいさんが本心からお地蔵さまに「寒そうだ」と感じて笠や手拭いをかぶせた場面から

 

見返りを求めずに親切にしましょう

 

ということだと考えました。

 

見返りを求めないどころか、自分の身に着けていた笠や手拭いまで渡しています。
なので、テーマとして自己犠牲という側面が強いかも知れません。

 

■4.【かさ地蔵】と似た構造を持つ作品(ネタバレあり

 

かさ地蔵と似た構造を持つ作品をいくつか紹介します。

ここではストーリーに関するネタバレが含まれるので注意です!

 

 

 

 

 

〇となりのトトロ
さつきがトトロに傘をあげた後、行方不明の妹を探すのをトトロが一緒に手伝ってくれる

〇けものフレンズ
かばんちゃんが道中で困っているフレンズを助けた後、かばんちゃんのピンチをフレンズ達が総出で助けてくれる

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■5.まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

今回はかさ地蔵のストーリー構造とテーマについて考察してみました。
かさ地蔵という物語は、

 

〇ストーリー構造として、

親切をした相手から、自分がピンチの時に助けられる

〇テーマとして、

見返りを求めずに親切にしましょう

以上の構造とテーマを持つ作品だと考察しました。

 

このストーリー構造を持つ作品は感動するものも多いので好きな構造でもあります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

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