ストーリー構造

【考察してみた】ガチョウと黄金の卵のストーリー構造

ガチョウと黄金の卵 ストーリー構造

こんにちは、ユキノスケです!

 

この記事では、

ガチョウと黄金の卵のストーリーの構造とは?
ガチョウと黄金の卵のテーマって何?

という疑問に対して私の考えをまとめた内容になっています!

 

 

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■1.【ガチョウと黄金の卵】の概要

 

イソップ寓話イソップ物語とも言う)の中の物語のひとつ。

 

〇イソップ寓話とは?

古代ギリシアの寓話作家、アイソーポス(英語読みでイソップ)が作ったとされる寓話を集めたとされる寓話集のこと。

 

■2.【ガチョウと黄金の卵】のあらすじ

 

あるところに貧しい農夫がいました。

ある朝、農夫は飼っているガチョウが黄金の卵を産んでいるのを発見して驚きます。

それからガチョウは、毎日1個ずつ黄金の卵を産むようになりました。

「これを売れば金持ちになれるぞ!」

農夫は早速、黄金の卵を売り、新しい家を買い、裕福な生活をし始めました。

しかし、裕福になっても農夫は物足りなさを感じていました。

「ガチョウは毎日1個しか黄金の卵を産まない。もっとたくさんの手に入れるにはどうするか?」

考えた農夫は、ガチョウの腹の中には金塊が詰まっているのではないか、という結論にいたりました。

早速ガチョウの腹を裂いてみましたが、金塊など出てきませんでした。

そしてガチョウは死んでしまい、黄金の卵を手に入れる手段を失ってしまった農夫は、また貧しい生活に戻ってしまいました。

 

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■3.【ガチョウと黄金の卵】のストーリー構造考察

 

ガチョウと黄金の卵のストーリーの構造は以下のように考察しました。

 

ある時、主人公は宝を手に入れる。しかし、もっと多くの宝を手に入れたいと欲張った結果、すでに手にしていた宝をも失う。

 

ここでは「宝」としましたが、主人公の「欲するもの」と置き換えることができます。

 

■4.【ガチョウと黄金の卵】のテーマ

 

欲を出してガチョウの腹を裂いて殺してしまった場面から、

 

欲に駆られて冷静な判断が欠けた行動を取ると、今まで築いてきたものまで失うことになる

 

がこの物語のテーマではないかと考えました。

 

この物語の中では黄金の卵はガチョウが産む以外では手に入りません。

冷静な判断ができているのであればガチョウが最も重要であり、大切にしなければならないと分かります。

欲に駆られてしまうと冷静な頭ではなくなってしまう。

日常生活でもよく出くわす問題なので怖いことですね。(例:衝動買いで貯金を崩す)

 

「欲を出して失敗する」という似たテーマを持つ物語として『舌切り雀』があります。

【考察してみた】舌切り雀のストーリー構造

 

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■5.まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

ガチョウと黄金の卵という物語は、

 

〇ストーリー構造として、

ある時、主人公は宝を手に入れる。しかし、もっと多くの宝を手に入れたいと欲張った結果、すでに手にしていた宝をも失う。

 

〇テーマとして、

欲に駆られて冷静な判断が欠けた行動を取ると、今まで築いてきたものまで失うことになる

 

以上の構造とテーマを持つ作品だと考察しました。

 

傍から見れば面白い寓話ですが、自分の身に起きたら笑っていられる状況ではないですね!

 

 

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