こんにちは、ユキノスケです!
※本記事には激しくネタバレが含まれますので、ネタバレが嫌な方は読まない方が良いです。
この記事では、
宇宙よりも遠い場所を見て何を感じたのか?
宇宙よりも遠い場所の良かった場面は?
という疑問に対して私の感想をまとめた内容になっています!
1.【宇宙よりも遠い場所】の主な登場人物
2.【宇宙よりも遠い場所】のあらすじ
3.【宇宙よりも遠い場所】の感想
3-1.第5話「Dear my friend」の感想
3-2.第11話「ドラム缶でぶっ飛ばせ!」の感想
3-3.第12話「宇宙よりも遠い場所」の感想
4.まとめ
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■1.【宇宙よりも遠い場所】の主な登場人物
〇キマリ(玉木 マリ)
この物語の主人公。非常に友達想いの女子高生。
好奇心が強く、気が小さい。
高校に入ったらやりたいことがあったが、出来ずに時間だけが過ぎていた。
そんな時、シラセと出会い南極に行くことになる。
〇シラセ(小淵沢 報瀬)
キマリと同じ高校に通う。
南極観測隊であった母が南極で行方不明になった中学時代から、ずっと南極に行くことを夢見ていた。
人見知りで無口。
〇ヒナタ(三宅 日向)
キマリ達の通う高校の近くにあるコンビニでバイトをしている。
キマリ達と同い年で、とある理由から高校を中退している。
今はバイトをしながら大学受験のために備えている。
明るく、人懐っこい性格。
〇ユヅキ(白石 結月)
北海道出身でタレントをしている。キマリ達より1歳年下。
南極に行く仕事を通じてキマリ達と知り合う。
友達がいたことがなく、親友を作りたいと思っている。
〇メグっちゃん(高橋 めぐみ)
キマリの幼なじみで同じ高校に通う。
「女の子」っぽいことが苦手で、ぶっきらぼうな性格。
物事を冷めた目で見る節があるが、キマリが南極に行くと決めた時、羨ましいと思うようになる。
■2.【宇宙よりも遠い場所】のあらすじ
そこは、宇宙よりも遠い場所──。
何かを始めたいと思いながら、
中々一歩を踏み出すことのできないまま
高校2年生になってしまった少女・玉木マリことキマリは、
とあることをきっかけに
南極を目指す少女・小淵沢報瀬と出会う。高校生が南極になんて行けるわけがないと言われても、
絶対にあきらめようとしない報瀬の姿に心を動かされたキマリは、
報瀬と共に南極を目指すことを誓うのだが……。宇宙よりも遠い場所より引用
〇要は女子高生4人が「南極」を目指して行く物語です。
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■3.【宇宙よりも遠い場所】の感想
全13話あって、そのどれもがドラマチックな内容で、ダレることなく最後まで進んだので飽きるヒマもなく一気に見ました。
そして、そのほとんどのエピソードで感動して、涙を流すことになりました。驚くべきことです!
良い場面を挙げるとキリがないのですが、特に心に残ったエピソードの感想を3つ紹介します。
具体的には、5話、11話、12話の内容です。
・3-1.第5話「Dear my frend」の感想
このエピソードは、キマリ達が南極へ行くために日本を出発する直前の話で、場面は出発の朝にキマリが家を出た時にメグっちゃんがやってくるところです。
はじめ、この場面では「何だかんだ言いながらもキマリを見送りに来てくれたんだろうな」と思っていました。
なのでメグっちゃんの口から「絶交しに来た。」と穏やかな顔でセリフが飛び出した時は、自分の顔面から血の気が引くほどビックリしました!
そんなことを言いそうにないような顔で言うので、余計に衝撃的でした。
キマリがメグっちゃんに依存していたと思っていたけど、変化(成長)していくキマリを見て、依存していたのは自分の方だったと気付いた、との事でした。
その依存から抜けるために「キマリと絶交する」という結論に至った、と。
この場面では、メグっちゃんが秘めていた本心を感情的にぶちまける様を見て、いつの間にか目に涙が溜まっていました。
ここの心理描写はかなりリアルに感じました。
「自分より下だと思っていた人が成長して、自分が置いてけぼりにされて悔しい、腹が立つ」
この心理はよく経験したことがあるものだったのでメグっちゃんが思っていたことは良く分かりました。
そして、その心理を抱いたことから「相手に依存している自分」に気付き、さらに相手にその想いを伝えるという勇気を見て、心を揺さぶられました。
それに対するキマリからの返しには笑ってしまいましたが、ほっこりしました。
キマリとメグっちゃんは幼なじみですが、この場面から本当に「友達」になっていくんだなあと感じました。
3分ほどの場面ですが、多くのドラマが詰まっており、とても濃いシーンでした。
・3-2.第11話「ドラム缶でぶっ飛ばせ!」の感想
このエピソードはヒナタが高校時代の友人との間で何があったのかが明らかになる話で、場面は今まさにヒナタがビデオ通話でその友人と話をしなければいけない時にシラセが物申すところです。
このヒナタの友人というのは「部活動でヒナタを裏切り、孤立させ、その後悪い噂を流して高校を辞めさせるまで追い込む」ということをしています。
今回ヒナタに謝罪して許してもらおうとしており、さらに「南極に行って注目を浴びているヒナタ」の友人であるというポジションを手に入れようとしています。
思っていた流れとしては、ヒナタと友人が何だかんだ話して、和解して終わるんだろうなと思っていました。
しかしシラセが出てきて、
「悪いけど、三宅日向にもう関わらないでくれませんか。」
宇宙よりも遠い場所11話より引用
と発言し「アレ?」と思いました。
その後やり取りは続くんですが、結果としては「ヒナタと友人は和解しない、関係を断ち切る」という結末になりました。
その時に、手放しに「許す」必要はないんだなと気付きました。
全部が全部「許す」ことで解決するわけではないし、「関係を断ち切る」というのも人間関係においては一つの解決方法として有りなんだなと考えが変わりました。
厳しいことですが、「許す」気がないのに無理やり許してモヤモヤしたまま生きていくより、いっそ縁が切れた方が後腐れなくスッキリする場合もありますね。
この場面ではシラセがヒナタの「言えなかった心の内」を代弁するかのようにぶちまけていくんですが、攻撃的でありながらもヒナタのことをどれだけ大切に思っているのかが伝わってきて、胸が熱くなりました。
・3-3.第12話「宇宙よりも遠い場所」の感想
このエピソードはシラセが母の眠っているであろう天文観測所予定地に皆と行く話で、場面はそこから持ち帰った母の遺品であるノートPCを起動するところです。
このエピソードの冒頭では、3年前に南極で母が消息を絶った際に、シラセがどう思っていたのかを表す気持ちが語られます。
「それはまるで夢のようで
あれ、覚めない、覚めないぞって思っていて
それがいつまでも続いて
まだ、続いている」宇宙よりも遠い場所12話より引用
母が亡くなったのが夢を見ているようだと語っています。
この時からシラセは母のノートPCに日々メールを送っていきます。
シラセがノートPCを起動すると、メールソフトがメールを受信し始めます。
そこでは3年間シラセが送り続けていたメールが大量の未読メールとなって受信されます。
つまり、シラセが母宛てに送っていたメールは何一つ届いてはおらず、シラセが送ったメールを受信して読んでくれる母はもういないという現実が突き付けられます。
夢が覚めて現実に直面するという場面です。
南極には母がいるとぼんやり思っていたけど、母は南極にいないし、世界中どこを探したってもういないし、もう一度会うこともできない。
母は死んだんだ、とシラセが気付いたんだ、と自分が気付いてとても悲しくなりました。
この場面は、ほぼ映像のみでこの事実を視聴者に伝えていたことが凄いと思いました。
こういうことを表現しているんだなと、見ている者が頭の中で描くことでより深く物語に没入できると思います。
この場面の最後にシラセが二言ほど言葉をしゃべるのですが、それを聞いて堪えることができなくなり涙腺崩壊しました。
シラセは本当の意味で母を失いましたが、それを一緒に悲しんでくれる友達を得たことが示されていました。
物語全体を通して重要な場面だったのだと思いました。
■4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
宇宙よりも遠い場所を見た個人的な感想としては、
全13話あり、そのどれもがドラマチックな内容で、ダレることなく最後まで進んだので飽きるヒマもなく一気に見ることができます。
感動したり、心を温めたいと思った方にはオススメのストーリーです。
特に良かった場面としては、
・5話のキマリとメグっちゃんが絶交した後、友達になる場面
・11話のヒナタが過去と決別して、シラセ達と前へ進んでいく場面
・12話のシラセの夢が覚めて、母の死と向き合う場面
以上が感想と良かった場面になります。
この物語は、「南極へ行く」という内容でしたが、「どこへ行くかが重要」なのではなく「誰と行くかが重要」であるというのが伝えたかったことなんだと思いました。
各エピソードでよく感動させられたのですが、
①不満があるが我慢している
↓
②突然、愛が与えられる(伏線はある)
↓
③泣く
というパターンで泣かせられることが多かったです。
以上、ご清覧ありがとうございました!
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